外装課の伊藤です。
今日は撥水性と親水性についてです。
撥水性(はっすいせい)という言葉は耳にしたことがありますよね。
車のガラスや車体に施工するので有名ですよね。
メリットは水をはじくため、拭き取りやすく、飛ばしやすいです。
車に施工すれば走行スピードがあがると風圧で水滴を吹き飛ばせるので、
目に見えてわかるため、施工感が強く、満足感が高いのが特徴です。

デメリットは水をはじくため、拭き取らなければ水滴として残りますので、
残っている水滴は虫眼鏡のようになり塗装面に跡を残してしまいます。
色の濃い塗装面で屋外自然乾燥する場合には不向きな施工といわれています。
次に、親水性という言葉は耳にしたことがありますか?
撥水性とは真逆でめんに水をなじませるという施工方法です。
科学的に見ると塗装面と水滴の角度が関係し、
撥水性と親水性は真逆に位置する関係になります。
親水性のメリットは、水が表面になじむため、汚れを浮かしやすく、
雨水により自然に汚れを落とすセルフクリーニング機能が高くなり、
ウォータースポットにもなりにくいです。
デメリットとしては、表面になじむため拭き取りしにくいということです。
車で例えると親水性が高いと、風で水を飛ばしにくく、拭き取りしづらく、
不満が残りますが、家には向いています。
撥水性と親水性は、水との設置角度が関係するため、
関係的には真逆に位置しますが、
色の濃い塗装面や、拭き取りしにくい(しない)お家の屋根や外壁は、
親水性が高い塗料の方が、お家の美観を維持しやすいという事になるのではないでしょうか。