安江工務店 外装ブログをご覧のみなさん、こんにちは。
外装推進室のアイザと申します。
突然ですが、住宅リフォームで外装というと、どんな工事を思い浮かべますか?
みなさん先ず思い浮かぶのは「外壁塗装」だと思います。
もちろん外壁塗装は、家を長持ちさせる上で、非常に大切な工事です。
その大切さは、追々ブログにも上げていきたいと思いますが、
今回の内容は「屋根」です!
普段はなかなか見ることのない「屋根」
梅雨も近付いてきたこの時期、気にされる方も増えて来ます。
屋根も屋根葺き材に依って様々なリフォームがあり、塗装はもちろん、葺き替えや修繕もあります。
今回は、陶器瓦から板金瓦への葺き替え工事をご紹介します。
今回ご紹介する屋根材は「D’s Roofing」(ディーズルーフィング)という商品です。
http://www.deetrading.com/
写真では分かり難いかと思いますが、形状や色も様々な種類があり、
洋風建築にも和風建築にも合わせることができます。
こちらはジンカリウム鋼板という金属板に、自然石粒を特殊な方法で接着した屋根材です。
金属系の瓦への葺き替えの最大のメリットは、何と言っても「軽さ」です。
単純比較で、陶器瓦の約1/7、スレート瓦(カラーベスト)の約1/3の重量になります。
昔ながらの土葺きの屋根ですと、土の重量も無くなりますので、更に軽量になります。
柱や基礎を補強する耐震工事も大切ですが、屋根を軽量化することも、耐震性の向上に繋がります。
また、陶器瓦から金属系の屋根への葺き替えですと、気になるのが「熱さ」と「雨音」です。
商品に依っては、鋼板の下に断熱材を貼ったりして「熱さ」と「雨音」を軽減したりするのですが、
こちらの商品は、表面の自然石の効果で鋼板への熱伝導を抑え、雨粒を拡散させて音を軽減します。
先日、実際に施工させていただいた現場をご紹介します。
施工前
瓦自体が傷み始めており、ズレて来ていたり、下地も歪んできています。
瓦を撤去し、
大量の土を、クリーンカーという所謂特殊なバキュームカーで吸い取っていきます。
綺麗になった屋根に、ベニヤを張って下地を補強し、ルーフィング(防水シート)を貼ります。
屋根材は軒先から棟に向かって葺いていきます。
最後に棟まで被せて、完成です!
和瓦からの葺き替えで雰囲気は変わりましたが、
板金屋根にありがちな見た目の軽さは無く、
陶器瓦の持つ重厚な雰囲気は損なわずに、屋根を軽量化できました。
外装工事には、現在の素材や劣化状況、目的に応じて、様々な商品や工事方法があります。
ちなみに、今回ご紹介した「D’sRoofing」は、スレート瓦(カラーベスト)へのカバー工法(重ね葺き)も可能です。
屋根も外壁も、家の状況とご要望に合わせて、様々なご提案をさせていただいております。
お気軽にご相談ください。