2020/07/20
複合防水工事①
安江工務店外装ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
今回は、ちょっと変わった防水工事のご紹介です。
1階の窓際への雨漏れでご相談いただきました。
調査したところ、どうやら2階の戸袋周辺から漏れている気配・・・
雨戸戸袋が防水面に接しており、内側に水が廻っている様子です。
そこで戸袋表面の板金を捲ってみました。
戸袋内は防水がされず、木材が腐食していました。
そこで、板金を捲って内部まで防水を掛け、木材を差し替える工事を行いました。
さて、防水の工法は何でいこう・・・?
防水工事には、下地の状況や形状、範囲に応じて、様々な工法があります。
写真でもお分かりの通り、既設防水は「シート」タイプになっています。
そこからいくと「塩ビシート防水機械固定工法」が適しているのですが、
この工法では、凸凹した形状や細かい部分の防水には向いていません。
そこで今回採用したのは、「塩ビシート防水機械固定・ウレタン防水併用工法」としました。
これは、平面は塩ビシートでしっかり張り込み、周囲はウレタン防水で、
凸凹や細かい部分もしっかり塗り込んで防水する工法です。
次回は、工事の様子をお届けします。
ではまた。